学び合いの授業
学び合いを通して、
「みんながわかる」
授業を実践
本校では生徒一人ひとりの学びを育む「学び合いの授業」に力を入れています。
「人から学び、人に寄り添い、
人とともに学ぶ」ための基礎をつくる
教室内の座席はコの字型をベースに配置されています。コの字の座席は生徒が互いの表情や様子をよく知ることができるため、学習における「わかった」や「困りごと」を、学級全体で共有しやすいメリットがあります。発言・発表の場面では、「人に向き合うこと」への意識を高め、互いの考えを聴き合おうとする「対話」を生み出します。
また、授業の多くの時間にはペアやグループの形など、複数人で行う活動を取り入れています。活動内容はさまざまで、
●友達と協働して、難しい問題にチャレンジする
●互いにわからない問題のヒントを出し合う、教え合う
●自分が理解したことを、友達に説明する
など、「人から学び、人に寄り添い、人とともに学ぶ」というこれからの社会に求められる資質を、日常の中で身につけます。
私の成長きろく
学習の姿勢
何か一つでも「わからない→わかる」にするように意識して授業に臨む姿勢と、自分の考えだけではなく、人の考え方から学ぶ姿勢が身につきました。例えば、数学の授業ではさまざまな人とのペア・グループ活動があり、幅広い人と考えを共有できます。積極的に友達と意見を交換したり、問題を一緒に考えたりすることができました。
学び合いについて
“ジャンプ問題”が自分のためになっています。ジャンプ問題はとても難しいので、一方的な教える・教わる関係ではなく、“一緒に考えたり、わからない問題を互いに教え合ったりする雰囲気”がうまれます。学び合いを通して、“誰かに教えることで理解が深まっていくこと”に気づき、“恥ずかしがらずに周りに質問すること”、“わからない人には積極的に教えること”ができるようになりました。
一人ひとりの「学習の質」を高める
教科指導
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国語
テキストの中の多くの言葉や人と向き合い、「思い」や「考え」も大切に
「話す、書く、読む、聴く」の繰り返しにより、すべての教科の基礎となる“国語力”を育成します。
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数学
ホップ・ステップ・ジャンプの3段階の問題
TT&少人数指導基礎・基本の問題に加え、入試や活用を意識した「ジャンプの問題」を扱っています。「わからなければ、ヒントをもらおう」を合言葉に、自分で答えを導き出した瞬間の喜びや感動を味わえるような指導します。
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社会
現物の資料やタブレットの積極的活用
グループでの学習を通して協働する力も“知識”にとどまらず、社会の現象・諸問題に向き合う力と、“思考力”を深めます。また「教科書や資料をもとに生徒同士がコミュニケーションを通して、知識を深める学び方」や「教員がサポートしながらじっくり知識を身につけていく学び方」など、個に応じて学び方を選択できる授業を展開していきます。
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理科
実験・観察の豊富な授業
映像などの視覚教材を豊富に使用ICT機器や実験器具の整った理科室での実験・観察を通して、多様な科学的経験を積むことができます。また、中学校3年間で学習する事項の確実な定着を図り、高校への学びにつなげます。
「学習の量」の充実も
- サタデースクールによる授業時数の確保
- 各月2回の土曜日を原則登校日としています。年間約20日の実施により、平日の授業時数にゆとりを持たせています。
- 入試対策課外の実施
- 10月~2月の放課後の時間は、3学年の希望者を対象に5教科の課外を実施しています。生徒は自分の学習の状況にあったコースを自ら選択することができます。一人ひとりの学習状況に応じた場を提供し、確実な学力向上を図ります。